誰もかまってくれない。

 ~機会は自分で創れ!~

 ~機会は自分で創れ!~

■企業研修の分類

通常、企業研修はいくつかの階層に分けて行われるもの(横軸)とスキル別に行われるもの(縦軸)に大別できます。

その中で階層別研修は、

◇新入社員研修

◇若手社員研修

◇中堅社員研修

◇管理職研修

と分かれる企業が多いでしょう。

階層をより細分化している企業もありますし、新入社員と管理職研修しか行わないところもあります。

中にはOJTのみで研修を全く行わない企業もまだまだ多いと感じます。

■若手~中堅は研修の“空白地帯”

どの企業にとっても手薄になるのが、若手~中堅層に対しての育成です。

3年目、5年目、7年目、中堅、主任・係長と細かく刻んでシッカリと研修を行っているのは、かなり少数の企業です。

新入社員研修の次に受けるのが管理職研修。

20年振りに研修を受けるというのも決して珍しいことではないのです。

(管理職にならなかったら、新入社員研修のみ……)

■ある主任昇格者研修で

先日、ある企業で主任昇格者研修を行いました。

役割認識、リーダーシップ、対人スキル、思考スキル等について学び、今後のキャリアの方向性を考えて目標設定するという内容です。

2日間の研修の最後に、ある受講者がこんな感想をもらしていました。

「いかに自分がただ単に業務をこなし、日々に流されていたかに気づいた。研修を受けて良かった」

この方はラッキーだったと思います。研修という機会があったが故に大事なことに気づき、新たに目標を設定することができたのですから。

■あまりに貴重な時期。

若手~中堅社員として過ごす時期は、その後の職業人としての人生を左右するとても貴重な時期です。

ただこの年代に対する研修は上述したように少なく、気づきや学びの機会がなかなかないのが現状です。

研修講師をしていると、この“あまりに貴重な時期”を無為に過ごしている方がとても多いことを強く感じます。

現場第一線で働く忙しさと時折感じる“マンネリ感”の狭間を行ったり来たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていってしまうのです。

そして、気づけば50歳を過ぎ、二進も三進も行かなくなる……。

■だから、成長の機会は自分で創る。

先日のブログ『何を身につけるべきか』に書きましたが、 オックスフォード大学の論文「2030年に必要とされるスキル」においては、その1位が「戦略的学習力(Learning Strategies) 」でした。

若手~中堅社員の時期は、成果を出すことは最大限に求められますが、自身の成長に関しては“誰もかまってくれない”時期”なのです。

だからこそ、自ら何を学ぶべきかを見極め、目標をセットし、自己啓発を怠らないことです。

成長のための機会は自分で創らなければならないのです。

(後記)

人生100年時代を見据えて、“自身の今までを振り返り、これからのキャリアを考える”時間を持つことは全てのビジネスパーソンに必要だと思います。

自戒の念を込めて書きますが、「あまりに多くの人が日々を過ごすのに忙しく、あまりに多くの人が自分の職業人生について考える時間を持てていない」と思うのです。

自分の将来を切り拓く“仕事”ではなく、今をなんとか乗り切るための“作業”だけをずっとしていても、疲れるだけですよね。

(今日の名言)

自ら機会を創り出し、

機会によって自らを変えよ

~ 江副浩正(リクルート創業者)~

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