7対3がちょうどいい。
~期待と不安の関係について~
■はじめは“不安”だらけ……。
『ハイ!かYes!か喜んで!』のスタンスで仕事を引き受けていると、常に不安に苛まされます。
受けてしまったのはいいけど、「さて、どうしたものか?」と途方に暮れることもしばしば。
そんなときは、不安しかない状態で仕事を始めることになります。
「うまくいったらいいなぁ」という期待が数パーセント、あとは不安という感じです。
■講師の力量は“実践”でしか伸びない。
講師として独立して5年、心底思うのは、「実践に勝るトレーニングはない」ということです。
いくら不安だらけでも、なんとか成し遂げることができれば、その経験は確実に自信になります。
そして、それを繰り返すことで「自信が確信になる」わけです。
だから、「不安だらけだったけど、成功させることができた」という経験は是が非でも積むべきだと思うのです。
■思えば、“修羅場”の連続
この5年間、たくさんの“修羅場”がありました。
例えば、
◇ヤンチャな高校生相手の研修ツアー
◇女子大での就活講座
◇禅寺で100名以上の新入社員を相手にするトレーナー役
◇130名の大学職員への1日研修
◇80名を3時間でノリノリにさせる?研修
◇ホテルの大ホールで行われた社員総会の基調講演
◇20代~60代社員が混在するハチャメチャ研修
◇20代前半の女性社員のみ30名参加のコミュニケーション研修
◇全18回述べ500名以上参加した行政の中堅職員研修
◇50名の新任管理職が参加した終日オンライン研修・・・
コンテンツは階層別(新入社員~若手~中堅~管理職)、スキル別(コミュニケーション、プレゼンテーション、ファシリテーション、コーチング、ロジカルシンキング等)、リーダシップ・マネジメント、キャリアデザイン等々。
場所は四国から北海道まで、受講者は10代~60代まで。
本当に多くの“はじめて”を経験し、“修羅場”を潜ってきたなぁ、と改めて思います。
時に眠れなかったり、吐きそうになりながら、なんとかカタチにしてきました。
■不安は最後まで消えない。
すでに実施したことがあるコンテンツでも、当日、どんな受講者が来るかわかりませんし、不測の事態が待ち受けてるかもしれません。
どれだけ周到に準備したつもりでも、不安が消えることはないのです。
■だから、“7対3”を目指す。
島田紳助がテレビ出演する際には、毎回、期待と不安の割合を7対3にするようマインドセットしていたそうです。
この話をある人から聞いて、「なるほどなぁ」といたく感心しました。
それからは、私も真似をするようにしています。
できる準備は全てする。そして、自分の気持ちが“期待7、不安3”になったとき、「よしっ!」と思うのです。
「不安はある、でもやれることはやった、だから明日の研修が楽しみだ」そういう状態です。
不安がない状態は“慢心”につながる恐れもあります。
だから、常に「7対3がちょうどいい」そう思うのです。
数%しかなかった期待を70%まで持っていくことができたとき、つまり、それだけの準備ができたとき、その仕事はかなりの確率で成功すると思うのです。
(後記)
今回、改めていろんな研修を振り返ってみたとき、その数々のチャンスを与えてくれた皆さんの顔が同時に浮かび上がってきました。
「多くの人に支えていただきながら、自己成長を実感することができる」、そんな素敵な仕事をさせてもらえていることに、ただただ感謝です。
(今日の名言)
為せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる人のはかなさ
~武田信玄~