やっちゃえ、オッサン!
~上等じゃねぇか、逆境なんて~
■5年前、独立したばかりの頃、
無料の作成ツールを使って、ホームページを創りました。
そのホームページのトップページに、ズドンと「やっちゃえ!オッサン!」と大きく書いていたのをよく覚えています。
今思えば、それは、NISSANのCMをもじって書いた自身を励ます言葉、“檄文”でした。
独立したばかりの不安を吹き飛ばすために、決意を表明していたのです。
それは、こんな文章でした。
“やっちゃえ、オッサン!
~ 今を生きる。わくわく生きる。~
いくつになっても、人は成長できる。
わくわくしながらスキルを身につけ、新しい仕組みを創り出し、どんな仕事も楽しく、クリエイティブなものに変えることができる。
そう信じています。
一人でも多くの方の『わくわくを創る』お手伝いをするために、走り続けます。”
■決して若いとは言えないかもしれないけど、
(自分も含めて)オッサンだとしても、まだまだ変わることができる、そんなことを信じて書いた言葉です。
改めて見るとなんか恥ずかしいけど、今も自分の根底にあるもの、大事にしたいと考えていることの本質を突いているなぁ、と感じます。
そうだよな、そうしたかったんだよな、って思います。
■生き残ることができるのは……
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。
~ チャールズ・ロバート・ダーウィン ~
2020年ほど、ダーウィンのこの言葉が重く胸に響いた年はありませんでした。
コロナ禍により、研修が軒並みキャンセルになり、3月~6月は、毎月1本のみ……。
育ち盛りの子ども二人を抱える身にとっては、まさに青天の霹靂でした。
そして、7月から始まったオンライン化の波。
5年ぐらいかけてゆっくり訪れるであろう、と根拠もなく思っていた漠然とした未来が、一瞬でやって来たのです。
Webツールを使った研修や動画撮影など、慣れないことを精一杯やってきました。
■例えば、この2月は、
現在13本の研修を担当する予定ですが、その内12本(92%)はオンライン研修です。
一年前には想像もしていなかったことです。
もし、私が“変化”できていなかったら、今回の“第3波”の影響をモロに受けていたでしょう。
■変わり続ける。
予測不能と言われる時代、これからも仕事を取り巻く大きな変化は津波のように訪れてくるでしょう。
その変化は、一時的なものもあれば、不可逆的なものもあると思います。
いずれにせよ、私たちは変わり続けなくてはなりません。
と同時に、5年前の“檄文”にあるような決意は変わらず大事にしたい、そう思うのです。
(後記)
去年の3月~6月の自粛期間、今、思い返すと実は結構楽しい日々でした。
毎日、家で本を読み、子どもと遊ぶ時間は、(経済的なことさえ考えなければ)とても充実していました。
なんであんなに笑って過ごせたのだろう?って不思議な気がします。
あがいても仕方がない、なるようになるさ、という開き直りもあったのかもしれません。
その点、自分も5年前から少しは成長しているようです。
(今日の名言)
上等じゃねぇか、逆境なんて。
待っても来ない夜明けなら、こっちから迎えに行こうぜ。
さあ行くぞ、もう一度。
~ NISSANのホームページより ~