Career Quest の出発点

~我々は“幸せ”と言えるのだろうか?~

~我々は“幸せ”と言えるのだろうか?~

■そもそも、なぜ私が“Career Quest プログラム”を創りたいと思ったのか?

それは、純粋な疑問からです。

「我々の多くは、とにかく一所懸命に働いている。でも、果して、“幸せ”と言えるのだろうか?」

幸せというと抽象的過ぎるかもしれませんが、我々は、何かしらの“快”を求めて生きているはずです。

“不快”を得たいと望む人はいないでしょう。

言い換えれば、「仕事という活動を通じて、我々は“快”を得られているのだろうか?」という疑問です。

■私自身の経験私は転職を5回しています。

転職する度に、私は自分自身に言い聞かせていました。

「もっと自分が成長できるところ、自分が楽しく働けるところに行くんだ!」と。

“ポジティブな転職”であることを自分にムリヤリ納得させようとしていたのかもしれません。

今、振り返ると、職場への不満や将来への不安、そして時に職場の良好とは言えない人間関係が、退職⇒転職の引き金となっていたことの方が多かったと思います。

シッカリとは考えずに“ノリと勢い”だけで仕事を変えてきた……そんな風に感じます。

今は、幸い、(嘘偽りや見栄を張ってるわけではなく)非常にやりがいのある、研修講師という職業を生業にしています。

それでも、冒頭の疑問はつきまとってきます。

で、結局、「私は“幸せ”になったのだろうか?」

■企業や行政機関で働く皆さんとの出会い

仕事柄、日々、研修の場において、働く皆さんとの多くの出会いがあります。

その出会いを通じて、さらに疑問が増大するのを感じてきました。

◇例えば、研修の中で、「仕事を楽しんでいますか?」というアンケートを取ることがあります。

楽しんでいる人はパー、ツライと思っている人はグー、ビミョーという人はチョキを出してもらいます。

すると、だいたい、パーは少数派。残りはグーとチョキが半数ずつ。

もちろん、仕事が楽しければ、幸せなわけでもない。

仕事は充実しているけど、周囲の期待に応え続けるプレッシャーも大きい、という人もいるでしょう。

でも、楽しいかどうかを問われたら、「いろいろあるけど、“パー”だな」と答えられる方ががいい、と思うわけです。

◇また、例えば、研修の中で、“3年後の自分”を考えるセッションを行うことがあります。

3年後には「どうなっていたいか?組織内でどんな役割貢献をしたいか、どんなスキルを身につけていたいか」を考え、タイムライン上に記入していくというワークです。

でも、これが、できない人が多い。

5年とか10年ではなく、“3年”にしているのは、これだけ環境変化が激しい時代だから、10年後って言われてもわかんないよなぁ、と私自身、思うからです。

3年くらいであれば、なんとなくでもイメージできるのではなかろうか、と思うからです。

でも、なかなか、できない。

将来の方向性だけでも考えている人は、少し考えて記入し始めますが、多くの人はペンが止まったまま。

研修内の限られた時間では、納得のいくものに仕上げるのは困難なようです。

年代は関係なく25歳の若手でも、45歳のベテランでも同様です。

つまり、我々は、普段から自分のキャリアについて“考える”ということをほとんどしていない……ようなのです。

■あたかも、乗り心地がいいとはいえない船、そして、行き先がわからない船。

そんな船に乗っている感じです。

今が楽しいわけでもなく、将来どこに向かうかもわからない、でも、そこに留まっている。

そして、なぜ、そこに留まっているかは、説明できない。

■なんたることだ!

なんたることでしょうか。

我々は幸せになりたいと望んでいるはずなのに、こと仕事に関しては、何の思考も行動も起こしていないではないか。そう気づいたわけです。

これは、おかしいぞ、と。

なんとかしたい、と。

誰でも「キャリアについて考えることができ、行動することができる」そんな再現性のあるプログラムを創りたい、と。

その思いが、Career Quest の出発点です。

(後記)

Career Quest への取り組みは、私にとっても大きなQuest(探求)です。

皆さんと一緒に創り上げていく、そのプロセスが、私自身の“キャリアを切り拓く”ことになると思っています。

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