It's My Life!
~あなたが不機嫌なのは私のせいではない~
■大前提となる心構え
今日の話は、自分のキャリアを自分で創る、自分で切り拓くための大前提となる心構えについてです。
■It's My Life!「私の人生だ!」
この言葉を、私は、「自分の人生に自分で責任を持つ。決して他者や環境のせいにしない」という心構えを表すものだと、捉えています。
“原因自分主義”という言葉があります。
「自分の周りに起きることは、すべて自分がその原因である」と捉える考え方です。
いずれの言葉も、“個の自立”を目指すための大前提になる、肝に銘じておきたい言葉です。
■人は、つまらないことや、思うようにいかないことなどがあると、その原因を周りに求めようとしてしまいがちです。
例えば、先日ブログに、「仕事は辛く、厳しいものだ、“楽しむ”なんてもってのほかだ」というポリシーを持っていて、そのポリシーを守るため?に常に仏頂面だった上司の話を書きました。
不機嫌のオーラをいつも撒き散らしているので、当然ですが、誰も近づこうとはしませんでした。
彼の言い分は、「仕事は遊びではない、だから、ブスッとしてていいんだ」ということになるでしょう。
自分の仏頂面、不機嫌の原因を“仕事”のせいにしていたわけです。
■アドラー心理学における“目的論”は的を射てる、と思う。
アドラーは、一時期主流をなしていた“原因論”を否定し、“目的論”を唱えました。
“原因論”とは、人が何かしらの行動を取るのは、何かしらの原因があるから、という立場です。
一方、“目的論”は、原因ではなく、人は、その人独自の目的を達するために、その行動を取っているという立場です。
例えば、先の例で言えば、彼の言い分は、原因論に則ったものになります。
一方、目的論で考えると、彼は不機嫌でいることによって、何か得るものがあるから、仏頂面でいるということになります。
もしかしたら、部下に怖がられることで、「オレは上司だ」という優越感を味わっているのかもしれません。
もしかしたら、部下を遠ざけることで、ややこしい相談に乗らなくてすむ、というものかもしれません。
意識してるかどうかは別として、何らかのメリットを感じているから、「不機嫌でいる」と考えるのが、目的論的な捉え方です。
■どっちが楽しいか?
原因論と目的論のどっちが正しいのか、それに決着をつけるのは、私の仕事ではありません。
ただ、どっちで捉えた方が楽しいか?と考えると、目的論、だと思うのです。
なぜなら、我々が取る行動には、原因があって、そこから逃れることができないとするならば、様々な外的要因に我々の行動が規定されてしまうことになるからです。
そこに行動を選ぶ“自由”がないことになってしまいます。
自分の行動は自分で選べる方が楽しい、単純にそう思うわけです。
だから、
■自分が取っているネガティブな行動は、それによって、自分がなんらかのメリットを得るために、自分が“選んでる”行動なんだ、そう思うようにしています。
グチをこぼすのは、「周りの人に同情してほしい」から。
怒ったり、泣いたりするのは、「周りの人の関心を集めたい」から。
○○のせいでやる気が出ないと言うのは、「なにもしなくても良い、と自分を安心させたいから」
一見、厳しい考え方かもしれませんが、(それによって行動を改めるかどうかは別として)そういう自分を認識することができてはじめて、“キャリア自創”のスタートラインに立てる。
そう考えています。
(後記)
『人間は、環境や過去の犠牲者ではなく、自ら運命を創造する力がある。人間は自分の運命の主人公である』というアドラーの言葉を、折に触れて思い出すようにしています。
“勇気の心理学”と言われているだけあって、元気が出ますね。