過去、今、そして未来を問う。
~自分の強みの見つけ方Ⅱ~
■自分の強みの見つけ方(続き)
1.自分で考えてみる。
研修の中で、「少しでも自慢できる成果を語り合う会」や「リーダーシップ(影響力)発揮体験」というセッションをすることがあります。
自分のキャリアを振り返り、達成できた理由を考えたとき、自分の強みが大きく影響していることが多いからです。
深堀りしていくと、強みが浮かび上がってきます。
「それって、忍耐強くないとできないよね~」とか「コミュニケーション力がハンパないね~」等といったグループメンバーからのフィードバックを受けるのも効果的です。
他のメンバーが、言語化を手伝ってくれるわけです。
「特に意識しなくてもうまくできたこと」や「気づいたら積極的にやっていたこと」等を考えるのもいいですね。
◇『ポジティブ・コーチングの教科書/ロバート・ビスワス=ディーナー:草思社』の中には、コーチがクライアントの強みを引き出す質問として下記を挙げています。
【強みを掘り出すための、シンプルながら有効な3つの質問】
①あなたが最も誇りに思っている過去の出来事をいくつか話してください。(「誇りに思う」という言葉を大げさに感じてしまい、相手が答えにくい場合は、「よい選択だったと思うこと」や「他人からほめられたこと」について尋ねる)
②今あなたを一番熱くさせていることは何ですか?
③近い将来に楽しみにしていることは何ですか?
※キャリアについて考えるときは、いずれの質問についても極力、仕事に関する答えが望ましいが、思い浮かばなかったらプライベートの話でもOK。
『何であれその人のエンジンの回転数を上げるものは、力を最大限に発揮する機会でもあることが多い』だから、3つの質問は、過去、今、未来という時間軸上の機会を探るうえで、効果的なのです。
中でも、③の未来を問う質問が、最も効力があるとディーナー氏は述べています。
これは、今までのキャリアデザインの中では、あまり採られてこなかったアプローチだと思います。
■例えば、私が、コーチを受けてる立場として、どんな問答になるかを想像してみます。
コーチ:
近い将来に楽しみにしていることは何ですか。
私:
まず思いつくのは、今書いているこのキャリア自創メディアが一人でも多くの人に読まれるようになることです。それによって自分のキャリアを自分で切り拓く勇気を持ってもらえたら、とても嬉しく思います。
コーチ:
そもそも、このメディアを始めようと思ったキッカケは何ですか。
私:
自分がどんなことをしてきたのか、考えてきたのか、行ってきたのかをまとめてみたかったんです。
コーチ:
いろいろな情報発信の仕方がある中で、ブログを選んだのは何か理由がありますか。
私:
じっくり考えて、シッカリ書き込んで、ちゃんと自分の言葉で伝えたい、そう思ったんです。あと、スグに消えてしまうメディアではなく、長く残る方がいいと。そうすれば、興味を持ってくれる人は必ず現れると思ったんです。
コーチ:
なるほど。素晴らしいですね。でも、実際続けるのは大変だと思いますが、何があなたを動かし続けるんでしょうか。
私:
読者の方からの反応が出始めています。
感謝の声をいただいたり、今日の良かったね、とか感想をもらえたり……すごく励みになっています。
コーチ:
他には?
私:
書く、という作業は、とても骨が折れます。
でも、文章は稚拙でも書き上げたときには、達成感がある。それも大きいでしょうね。
書く作業を通じて、どんどん“自分らしさ”が表現できたら、素晴らしいと思います。でも、まだ全然ダメです。だから、逆に“もっと書いてやろう”と思うのかもしれません。
コーチ:
いいですね~、もし、実際に多くの人が見てくれて、毎日のようにたくさんの反響があったら、どんな気分になるでしょうね。
私:
それはそれはウレシイと思いますよ。自分がやったことにダイレクトなレスポンスをもらえる。本当に気持ちがいいでしょうね。
……長くなるので、このへんでこの妄想対話ごっこは終わりにしますが、この対話から、強みを見出すとしたら、どんな言葉が思い浮かぶでしょうか。
「熱意」とか「オリジナリティ」とか「ポジティブ」とか、かもしれませんね。(自分で言うのも何ですが……あくまでも妄想の世界ですので)
そして、できればその言葉をよりシックリくるものに言語化できたらいいですね。
例えば、「サンクスコレクター(ありがとうを集める人)」とか。
もちろん、仮説です。
その強みを活かす機会を考え、実践してみることで、“本物”かどうかがわかるでしょう。
それを行うのが、自分にとって易しかったり、夢中になれることであるなら、“本物の強み”と言えると思います。
2~4のアプローチについては、次回以降のブログでお話しますね。
(後記)
「未来への質問で強みを探る」というアプローチは、パワフルです。
自分ではうっすらとしか認知していない潜在的な強みをあぶり出すことができますね。