それはあなたの真実だ。
~自分の強みの見つけ方Ⅳ~
■自分の“強み”の見つけ方(続き)
以前のブログで下記4つのアプローチの内、「1.自分で考えてみる」「2.診断ツールを使ってみる」についてお話しました。
今日は「3.周囲の人に聞いてみる」についてお話しますね。
1.自分で考えてみる。
2.診断ツールを使ってみる。
3.周囲の人に聞いてみる。
4.両親の強みから考えてみる。
3.周囲の人に聞いてみる
◇ジョハリの窓ジョセフとハリーと言う二人の心理学者(サンフランシスコ州立大学)が提唱した「ジョハリの窓」という有名な理論があります。
ここでいう「自分は気づいていないが他人は知っている自己」すなわち「盲点の窓」を開けるには、他の人から率直なフィードバックをもらうのが、とても効果的です。
窓を大きく開けることができれば、それだけ自分の可能性も広がります。
◇「無くて七癖有って四十八癖 (しじゅうはっくせ) 」 ということわざがあります。
「癖が無いように見える人でも何かしらの癖があるものだし、癖があると言われる人ならば、なおさら多くの癖があるものだ」という意味。
自分では気づかない癖でも、周りからは鮮明に見えている、なんてことはよくありますよね。
だから、自分の強みについても人に聞いてみると、思わぬ発見があることが多いのです。
◇4年ほど前、私は独立したばかり。
仕事をいただくために、多くの人に自分のことを知ってもらう必要がありました。
そのためには、自分の“ウリ”は何だろう?と真剣に考えなくてはならなかったのです。
マーケティング用語で言う“USP(Unique Selling Proposition)”ですね。
そこで、親しくお付き合いしていた5名の方に、インタビューをしました。
その時の質問は、極めてシンプル。
「私の強みって何だと思います?」これだけ。
皆さん、始めは「は?」という感じでしたが、趣旨を伝えると喜んで協力してくれました。(当時ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!)
◇その時のメモを読み返してみると……
・文章力、表現力がある
・企画力がある
・情報をまとめる力がある
・ロジカル
・デジタル(論理的)であり、アナログ(感情的)でもある
・人懐っこい 愛嬌がある 懐に入るのがウマい
・正直 素直 ナチュラル 自然派 自由気儘に生きたい人
・周りを楽しくする 場づくりがうまい
・人に合わせて装うことができる
・アホができる面もある
・受け流しがうまい
・気さく 偉そぶらない 調子こかない
・熱いところがある
・部下でも一個人として接する 目線が同じ フラット
・打算的でも、そのままさらけ出してるので、わかりやすい
・緩急の幅がある
等の言葉が並んでいます。
「やっぱり、そう思われていたんだ」と合点がいくものもあるし、「へぇー、そんな風に思われていたんだ」と新しい発見につながったものも多くありました。
例えば、「ロジカル」というのは意外でした。
どちらかと言えば、「ノリと勢い」で意思決定をするようなタイプ、感情を表に出す(出ちゃう)タイプだと“自己認識”していたのですが、周囲の受けとめ方は、そうでもありませんでした。
今や「ロジカル系」の研修は、私の提供コンテンツの中でも大きな柱になっています。
もし、この時に“ロジカル=私の強み”と自己認識の上書きができていなかったら、多くの仕事をお断りせざるを得なかったかもしれません。
「打算的でも、そのままさらけ出してるので、わかりやすい」は、強みなのかは、定かではありません……。当時の私は、「仕事が欲しい~!」と目をギラギラさせていました。でも、そんなに周りには嫌われてはいなかったようです。
経済的には、かなり苦しい時期でしたが、「男は愛嬌!」と自分に言い聞かせていたのを、思い出します。
◇やはり、非常に効果的。
はじめは、「私の強みって何だと思います?」って聞いて回るのは、面映ゆい気がして抵抗がありました。
でも、いざ聞いてみると、皆さん、真剣に思っていることを伝えてくれました。
そこで得た多くの気づきが、後々の仕事に活かされていることを、改めて感じます。
やはり、「盲点の窓」を開けることは、自身のキャリアを創るうえで、非常に効果的だと実感します。
◇営業マンもお客さんに聞いてみよう。
「強みを聞く」ということは、営業のシーンでも活かせます。
自社や自分のUSPを知る絶好の機会になります。
失注したときに、「差し支えなければ理由をお聞かせいただけませんか」と聞く営業マンは多いでしょう。
でも、受注したときに、「当社を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか」と聞く営業マンは少ない。
これは、惜しいことです。
単純に「安かったから」かもしれないし、「アフターサービスが充実してたから」かもしれません。
もしかしたら、「あなたが熱心に通ってくれたから」かもしれません。
いずれにしても、「なぜ、選ばれたのか?」を知ることは、今後の戦略・戦術を考えるうえで、ぜひとも欲しい情報です。
ぜひ試してみてください。
(今日の名言)
『2人以上が 同じことを褒めてくれたなら――それは間違いなくお前の真実だ。信じていいんだ』
~宇宙兄弟 32巻~